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推理作家の巧みなワナ 『スルース』
3月8日からの公開作品。出演者は、たったの二人?しかも、舞台は
ある建物の中だけ?何とも、スゴイ映画です。物語の面白さは元より
出演者の演技だけで、良さが決まってしまう。BGMは、かなり凝って
ますが、前代未聞の貴重な映画です。

(C)MRC II Distribution Company LP
どんな話が展開するのか言いますと
ロンドン郊外にあるベストセラー推理小説作家ワイクの邸宅に、ティンドルと
名乗る若い男がやって来まする。その彼は、ワイクの妻と不倫関係にあり、
離婚を承諾しないワイクを説得にやってきたというもの。そこで、推理作家は
ティンドルの要求に対して、ワイクはある提案をするのですが。
それは、ティンドルに、金庫に眠るワイクの100万ポンドもする高価な宝石を
ばれないように、盗み出させるという事だった。そうすれば、ワイクには保険
金が入り、ティンドルも、高価な宝石が手に入り、別れた妻と優雅に暮らせる
ことに。何故か、そんな話を信じて、承諾したティンドルはワイクの言うままに
泥棒を演じ、宝石を盗むことに成功するのですが・・・・・よいう感じです。
オリジナルは、『フレンジー』『ナイル殺人事件』などの脚本でも知られるアン
ソニー・シェーファーの戯曲で、72年にジョゼフ・L・マンキウィッツ監督により
映画化されている。その時にはローレンス・オリヴィエとマイケル・ケインが緊
迫感の中にもユーモアを込めた名演を見せてくれた。今回は設定はそのまま
だが、二人の男の関係にセクシュアルな要素を持たせている。
若者役だったケインが、今回はオリヴィエが演じていた役にスイッチ。若者役
にはジュード・ロウが扮し、妖しい魅力を出している。新たな脚本に挑んだの
はノーベル文学賞作家のハロルド・ピンター。そして、『魔笛』などの監督とし
ても活躍しているケネス・ブラナーが監督を務めるという派手さはいが、本物
の映画という感じで、一見の価値ありの作品ですよ。
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